匂いや風景を思い出すたびにあの時の幸せ、喜び、切なさ、痛みを思い出すような、プルースト効果と絡めた恋愛短編集。なんとも言えない感覚や想いを大事にしていたり、ふわっと消えてしまいそうな、切なく優しいお話です。
お悩み
彼のこと好きで一緒にいるはずだけど、ずっと一緒にいるうちに本当に好きなのか分からなくなりまりました。(26歳・会社員・女性)
ブックセラピストからひとこと
大事な人と長く一緒にいて、何を思いますか?モヤモヤを抱いたのは、何かきっかけがあったのでしょうか?
言語化できないけど「なんかいい」「ふわっと心に残る」「ふとした時に思い出す」など、頭ではなく心に従って自分の「好き」で動く、青春だったあの頃。
大人になったあなたは、お金のこと、これからのこと、年齢を考えるとあの頃とはまた違う色んなものを考えてしまうことがあるのでしょう。
今のあなたにとって、一緒にいると「なんか好きだなぁ」と思う瞬間がある。
一緒にいると「なんか好きじゃないかもなぁ」と思う瞬間がある。
どちらが多いでしょうか。
色々考えてしまうことがあるけど、結局は自分の人生です。「よく分からないけどなんか好き」というその感覚を自分の中で大切に出来たら良いのかなぁと思っています。頭で考えるよりも、心が動く方を選んだ方が、案外うまく行くような気がするのです。
好きだと思う、一緒にいたいと思うのであれば一緒にいれば良い。どうなんだろうと思うのであれば、そのことを素直に大事な彼に話してみる、もしくは一緒にいない選択をしてみると良いのだと思います。
あなたの人生。自分自身が一番満たされる選択をしていけますように。
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