日常

家事がめんどくさい。茶碗をそのまま、洗濯物も溜まっていく。

本のタイトル
クリームイエローの海と春キャベツのある家
著者
せやま南天

商社勤務に疲れ家事代行を行うことになった彼女が、子ども5人のシングルファザーのお家と関わるお話。

お悩み

シンクには食器が溜まって、洗濯物も本当に今度休みのときにやろうと先送り。面倒くさくて、疲れちゃって。家のことに手をつけられないんです。(31歳・会社員・女性)

ブックセラピストからのひとこと

暮らしていくなかでどうしても必要になる家のこと。面倒で後回しにするけど、後回しにすればするほど、やらなきゃいけないことがたまってやる気がなくなるような気がします。

大きな成果が出る訳ではないけれど、日々の営みとなる家事。
やらなきゃいけない、家は整ってないとだらしない、家のことを他人に手をつけられるに抵抗がある...みたいな感覚があるのは私だけではないはずです。

この本は、そんな自分にとっても、家事の捉え方を考え直すきっかけになるような物語で。毎日を心豊かに生きるための、自分自身が生きやすくなるための家事なんだよなと。整ってないといけないとダメだ、とかではなくて心地よくいれるための営みとして大事にしたいなと思わせてくれるんです。

洗濯ができないなら、靴下とか下着とかを買い足してみるのもひとつですよね。
できなくて苦しいのならば、ものや人に頼ることも工夫のひとつ。消してサボってる訳ではありません。

あなたが心地よくいれるための営みとして。家事を重荷に感じすぎませんように。