ヘルシンキの街角にある「かもめ食堂」の店主は日本人女性のサチエ。いつもガラガラなその店に、二人の日本人女性がやってきて一緒に過ごすことになる。普通だけどおかしな人々が織り成すほっこり愉快な物語。
お悩み
ふとした時に、「日焼けしましたね」と言われました。充分ではないとしても、自分なりに日焼け止め塗ったり帽子被ったり工夫していたのですが、そんなに自分は黒いのか...と少しショックを受けました。少しくらい焼けてても健康的で良いじゃんと思ったりしていましたが、周りから言われると自分がガサツなのかなと少しモヤモヤしてしまい、ずっと心に重く残っています。(24歳・会社員・女性)
ブックセラピストからのひとこと
「焼けたね〜」って楽しかった記憶や夏の思い出の証のような言葉でもあるけど、「ちゃんと日焼け対策しないとダメじゃん」とか「白い方が可愛いのに」みたいなニュアンスで伝わるちょっぴりネガティブな言葉でもあったりしますよね。
少しくらい焼けてても健康的でいいじゃん、と思っていながらも周りからの声にモヤモヤしてしまうとのこと。その気持ちに寄り添うように本を選んでみました。
この本は、他人の目や評価を気にせず、淡々と自分のスタイルを大切にして生きる登場人物が魅力的なお話しです。
周りから冷たい視線を浴びていようと、自分の心地よさを大切にして生きる。あなた自身が、「こんがり日焼け肌をどうにかしたい」と思うのであれば、対策をとればいいと思うんです。特に気にならなかったり、今の感じが好きなのであれば、周りの声は気にする必要ないですよね。自分の気持ちを大事に抱えたいれたらなと思います。
こんがり日焼けした肌も、暑い夏を乗り越えた証で、愛おしく思えたりしますね。
ほっとする読後感が、自分らしさを取り戻す支えになりますように。


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