人間関係

誰にも会いたくない。誰とも一緒に居たくない。(22歳・女)

本のタイトル
ひとりで食べたい
著者
野村麻里

「ひとりでご飯を食べること」についてライターさんが取材を交えて綴ったエッセイ。

お悩み

誰とも一緒に居たくない。誰にも会いたくない。

(22歳・大学生・女)

ブックセラピストからのひとこと

BOOPYでこうして想いを漂わせてくれてありがとうございます。

誰にも会いたくないとのこと。その理由はなんでしょう?
周りと比べてしまうから?
小言を言われるのが鬱陶しいから?
気をつかうのが面倒だから?

あなたの声を聞いて、誰かと一緒にいなくていいけど、ひとりで抱え込んで、あなた自身がしんどくならないでほしいなと思いました。

私たちはつい友だちグループを作って行動を共にしたりしてしまいます。自分が少数派にならないことで安心感を得ようとしているのでしょうか、、、。

だけど、誰かといることがすべてではなくて。
自分が好きなものを好きなように食べるって幸福度が高くて、食べたいものをきちんと自分に供することができていればひとりご飯は楽しくて。誰かといるからこそ、楽しめることがあるけれど、それが絶対ではなくて。ひとりでも楽しいことがあるし、ひとりでもいいんですよね。

それに、わたしの経験値ですが、ひとりで過ごせる人ほど自分の人生を楽しんでいるような気がしています。

今は誰にも会いたくないかもしれない。会いたくないときは無理して会わなくてもいいんです。けれど、ゴミを回収してくれる人、スーパーの店員さん、登下校中の子供たち、道を譲ってくれた運転手さん等々、友だちとか顔見知りじゃない何気なくすれ違う人たちとの「ありがとうございます」「お願いします」の小さなやりとりを大事にしてみてください。

小さなコミュニケーションから、あなたはひとりじゃないと感じれるはずです。

年齢なんてただの数字で。同級生とは合わないけれど、歳の離れた人と波長が合うこともあります。

「誰とも居たくない」という今のあなたの気持ちを認めてあげながら、これからのことを今は決めつけず、未来の自分の気持ちに託しましょ。

またあなたの声を聞かせてください。