2020年3月10日。イタリア全土に施行された”IO RESTO A CASA(私は家にいる)”政策。イタリアで暮らす著者が、自らに問いかけるように日々を描いたお話し。
本からこんなことに気づけるかも
- 1
大事なあの人を愛おしく思う
- 2
ほっと温かい気持ちになる
- 3
人のぬくもりを想像する
ブックセラピストからのひとこと
最近はコロナの影響でテレワークの毎日。あのときは人と触れ合い毎日していたけど、今は家で黙々と作業をする日々。オンライン会議で人と話しても仮面を被っているようで、なんだか遠い。
今はもう当たり前になったコロナの時代。それでも未だに、積極的に人と会う正義もあれば、人と会わない正義もあって。誰のせいでもなく、誰がどうできることでもない。どうしたら良いのか、無意識に葛藤して。人と会うこと、誘うことを、どこかで躊躇って。余計に心細く、寂しくなるのだと思うのです。
寂しさや切なさを完全になくすことはできないけれど、繋がりの尊さに気づけたように思いませんか。誰かと過ごす時間がどれほど温かく、心が満たされていたか。改めて考える時間になったように思うのです。そして、繋がりが希薄になったとしても、ゼロになったわけではないはずで。家族や同棲する恋人と過ごす時間が増えたり、SNSやオンライン上で新しい繋がりがあったりしたはずです。
あのときの楽しさに思いを寄せるのもいいですが、目の前の繋がりを愛おしく思ってみるのはどうでしょう。次会ったときは何を話そう、どんなことしよう。会える日に向けて、大切な想いを膨らませて過ごすのもひとつなように思います。また会える日のために、今という時間を生きてみるんです。
少しでもあなたの心が温まりますように。
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