『Fiction、乱暴に意訳するなら「お話」の、その力をぼくは信じていたのだろうと思う』そんな想いを抱く著者さん。Fatherの視点で、Familyのこと、子どものFriendのこと、 Fightのこと等、Fのテーマで描かれた物語。
本からこんなことに気づけるかも
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父親の視点を想像する
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家族の在り方を考える
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「自分も自分でがんばろう」そう思える
ブックセラピストからのひとこと
何かされた訳ではないけど、なぜかお父さんを好きになれなくて。一緒に居る時間が重なると変に気を遣ってしまいついつい避けてしまう。そんな自分が心苦しい。
そんなとき、娘や息子、奥さんとの関わりに悩んで、年齢と仕事と世間体に悩むお父さんの想いを想像して。今まで触れてこなかった父親視点の娘(自分)を感じてみるのもいいのかなぁと。
血のつながりはあるけれど、「好きにならないといけないんだ」「好きになれない自分がダメだ」と思う必要なんてないのです。
「お父さん」としてみると、好きになれないことに罪悪感を抱いてしまうような気がするので、1人の「人」として関わってみるのはどうでしょう。
クラスの友だちだからと、全員を好きでいなきゃいけないですか?同じ部活の人だからと、全員を好きでいないといけないですか?
人それぞれ、誰にだって合う合わないがあって。最低限のマナーの中で、心地よい距離感を持って共同生活しているはずです。
きっと家族にも同じことが言えるはずで。たまたま血がつながっているだけ、家庭という共同生活の場の中にいるだけかもしれません。お父さんではなく、1人の人として、見ていくのです。
ほどよい距離感の中で上手く生活を営めますように。
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