人間関係

仲良くなりたいけど、どんなふうに関わればいいか分からない。

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本のタイトル
博士の愛した数式
著者
小川洋子

1時間20分経つと博士の中では新しい家政婦さん、はじめましての関係に。悲しみや寂しさの中で、驚きや歓びに満たされる日々を送る。80分しか記憶がもたない数字を愛する数学者と家政婦とその息子の優しさ溢れる物語。

本からこんなことに気づけるかも

1

相手の立場を想像してみるとなにか見えてくる

2

友だちになりたい。そんな素直な思いを大事にしたい

3

分からないからこそ世界が広がる

ブックセラピストからのひとこと

年齢も育ってきた環境も全く違うあの子と仲良くなりたいけど、考えすぎてどうしたらいいか動けない。そんな風に悩むあなたと同じように、私自身も悩んでいたことがあります。いや、今も悩んでいるのが正直なところです。

「なんて連絡したら良いのだろうか。」「断られたらどうしよう。」「どんな話をしたら喜んでくれるのだろうか。」等、相手の反応は自分でコントロールできることではないと分かっていながらも、いろんなことを難しく考え過ぎて動けなくなったりしますよね。

ただ、この本を読んで感じました。自分が思うよりも、もっとシンプルでいいのかもしれないと。「仲良くなりたい」きっとその素直な気持だけで十分なような気がしています。

たとえ自分の言葉で相手を不快に思わせてしまったら、気づいた時点で素直に謝ればいい。分からないことは恥ずべきことではなくて、新しい道へのきっかけに、相手を知るきっかけになるのだと思うんです。

相手のことを想像し、素直な気持ちで向き合ってみる。そうすることで、きっと仲良くなれるのではないかなと思っています。せっかくの出逢いを大切に、自分の心に従って動いてみてみてください。私もそんなふうに動いてみます。

お互いにまたどこかで近況報告できる日を楽しみにしています。