恋愛

結婚したいけど、彼女に申し訳ないんです。(30代・フリーランス・男性)

本のタイトル
にじいろガーデン
著者
小川糸

夫との関係に悩む女性が女子高生の自殺を止めて。お互い惹かれあい、家族になり、お母さん2人、子ども2人で、タカシマ家の道を歩んでいくお話し。

お悩み

付き合って3年ほど経つ彼女がいます。そろそろ結婚したいなと思っていて、お互いそういう話をするのですが、なかなか一歩が踏み切れません。彼女ほど稼いでいない自分でいいのか、疲れすぎて家のことが全然できていない自分でいいのか、こんな自分で良いのかと思うと彼女に申し訳なく思えてしまいます。彼女はそれでもいいと言ってくれてはいるけど、彼女の負担にはなりたくなくて。自分勝手だとは思っているけど、身体が言うことを聞かないのも事実で。ダラダラと時間ばかりが過ぎてしまいます。

ブックセラピストからのひとこと

お互い結婚の話をしていて、彼女もあなたのことを受け入れているとのこと。とっても素敵ですね。
結婚するのは紙切れ一枚のことかもしれない。だけど、5年、10年、30年続くかもしれないその重みを想像すると、私自身も一度は本当に「これでいいのかな」と思うような気がしています。あなたや私以外にも、そう思う人も多いのではないでしょうか。

今回選んだこのお話は、女性と女性が家族になるお話ですが、その中でこんな言葉が書かれていました。

「結婚ていうのはね、たぶん、幸せ探偵団を結成するみたいなものよ。時には髪を振り乱したり、大きな敵と闘ったりしながら、それでも幸せのために前に進んでいくの。ふたりにとって幸せは、同じものなの」 P342

幸せ探偵団。この言葉、いいなと思いました。2人でいることが幸せなのであれば、「これから先もこの人と一緒にいるだろう」お互いそう思うのであれば、それで充分なはずです。今の時代、男性側が大黒柱でお金も含めて支えなきゃ、と思う必要もないのかなと。大変でも、迷惑かけあってもいいんですよね。

それに結婚って、とてつもなく大きなことのように思えるけれど、実際は日常の中の一コマなのかなとも思ったりします。
名前や戸籍等の書面上の諸々は置いておいて、結婚する前も、結婚した後も、2人の関係性や考え方に大きな変化があるのでしょうか。

経験者でもなんでもないですが、結婚するとなると、ここまで来たらもう勢いかなと個人的は思っています。この先、何があるか分からないじゃないですか。数十年先の不安を思ってもしょうがないのかなと思ってしまいます。

きっと彼女もあなたのタイミングを待っているはずです。あなた自身が一歩踏み出せること、応援してます。

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