お金以外のためにも人は働く。専業主婦からデパート店員、看護師、秘書、エステティシャンまで。15の職業の中で、自立と夢を追い求める心のたたかいを描くお話。
本からこんなことに気づけるかも
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仕事をする理由を考える
- 2
自分の選択で生きていこうと思う
- 3
また頑張ってみようかなと思う
ブックセラピストからのひとこと
なんとなく働く毎日。今の仕事が嫌いなわけではないけれど、誇りなんてなくて。このままでよいのか、いつも転職のことが頭をよぎる。
あなたは何のために働いているのでしょうか。お金のため、生きがいのため?自分のため、家族のため?理不尽なクレームがあったり、納期やノルマに迫られたり。人間関係にまごついたり。ときには面倒に思えたり、泣きたくなることもあると思います。それでも人は、お金以外のためにも色んな想いを抱えて働いていています。
私は仕事の立ち位置として、自分がどう在りたいか、どんな生活を送りたいか、自分の暮らしの中にあると考えています。仕事が自分の暮らしの全てではないということです。自分の生き方を考えた先に、ひとつの仕事を全うしたり、模索しながら新しい発見をしていったり、いろんな選択肢があるのではないかなと。仕事の数だけ、生き方、働き方があって。人の数だけドラマがあるように思うんです。
このままで良いのか悩んでいるときは、あなたの暮らしの中で「働く」ことは何なのか。そんな風に自分に聞いてみるといいのではないでしょうか。自分の声に耳を傾けた先に、どうしたいのか見えてくるのではないかなと思います。
ただ、今の仕事を選んだのも自分自身が決めたこと。つまらないと思うのも、面白いと思うのも、いつだって自分自身なんだと思うんです。「親の想いがあるから」「辞めたら職場の人に迷惑がかかるから」そう思う気持ちも分からなくもないですが、その選択をして生きていくのは他の誰でもなく自分自身です。周りがどう、ではなく、自分自身の声を大事にしてほしいなと思っています。
どんな選択が良いのか、正解なんてありません。あなたが納得した選択を出来ますように。