人生を家族に搾取され、すべての関わりを断つように港町にきた女性。母親から虐待を受け、周りからも見て見ぬふりされる少年。誰にも届かない声を聴いた時、固まっていた心が動きはじめる。読み進めるのは胸がギューッと苦しいけれど、読んでいるうちに自分の中にためていた感情が溢れてくるお話し。
本からこんなことに気づけるかも
- 1
苦しいこと、助けてほしいことを声にする
- 2
自分の声を聴いてくれる人にいつか出逢える
- 3
泣くことでモヤモヤを流せる
ブックセラピストからのひとこと
あなたは今、何を思っているのでしょうか。「何が苦しい?」「何が大変?」「どんな気持ちがあなたの心を占めている?」
ストレスで溺れてしまう前に、思っていることを外に出してみてほしいなと思うんです。外に出すことで、少しでも息をしやすくなるんじゃないかなと思っています。
誰かに話してもいい。紙に書いてもいい。ちゃんと伝えなきゃとか考える必要はなくて。こう思われたら嫌だなとか、その想いも含めて外に出してほしい。涙が出てくるときは、思いっきり泣いていい。それもあなたの想いを外に出す1つの方法です。
想いを外に出すことで、あなたの声に気づいて、あなたに寄り添ってくれる人と必ず出逢えます。もしまだ出逢えていないなら、出逢えるまで本があなたに寄り添ってくれます。パッとみて興味を持った本。その本があなたの支えになるはずです。
「自分の想いをため込まない。」
頭のすみに、つねにこのことを置いておいてほしいなと思っています。私はいつもBOOPYにいます。いつでもあなたの声を待っています。
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