しっぽの短い彼女。友達のいない少女。家族を失いリストカットを行う南さん。周囲から孤立するアバズレさん、ひとり静かに余生を過ごすおばあちゃん。彼女たちの”幸せ”を見つけていく物語。
本からこんなことに気づけるかも
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何を幸せに思うかは人それぞれ
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自分の人生、自分で描いていけたらと思う
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今の自分を見つめてみる
ブックセラピストからのひとこと
旅行にいったりデートをしたり、SNSでキラキラしたように映る友人を見かけて。最近別れたと話していた友人に新しい恋人ができたという話しを聞いて。夜勤明けにもアクティビティに動く友人を見かけたり。かという自分は起きて、仕事に行って、帰ってきて、スマホいじって、寝て過ごす毎日。夜勤明けに動く気力もなければ、恋人ができる気配もなければ、そもそも恋人がいたこともなくて。仕事もうまく行かないことが続いていて。どうせ自分はずっと今のまま、キラキラ自分の人生を生きれないのかなとふと思うことがある。
介護のお仕事をして夜勤も行い、うまく行かないことが続いていながらも毎日を生きるあなた。すごいなと、同年代ながらに尊敬します。もし自分だったらと想像すると、生きているだけでえらい!と褒めていたいくらいです。
うまく行かないことが続いているなかで、キラキラして映る友人をSNSで見かけると嫉妬したり自分が惨めに思えたりすることありますよね。すごく分かります。友人の頑張りをみて元気をもらえることもありますが、無意識に自分と比べてしまうSNS。目的もなくみるのをやめてみれたら。いつもの流れで開いてしまったら3・2・1で閉じていけたらと思います。そうすることで、少し心にゆとりが生まれるような気がします。
そして考えて見るんです。うまく行かないなかでも頑張っている自分のこと。どんなときに幸せを感じるんだろう。自分はどうしたんだろう、そのためになにができるんだろう。
何に幸せを感じるかは人それぞれで、どんな人生を選択するかは自分次第です。今までがそうだからといって、これからが同じような毎日とは限らなくて。思いも寄らないところでガラッと書き換わることもあれば、自分の意志で書き換えることもできると思うんです。
スマホをいじってしまうその時間、たまには代わりに本を手にとってみてはいかがでしょか。人生とは・・・。幸せとは・・・。今のあなたに響く言葉がきっと眠っているはずです。