コンプレックス

肩の力を抜いて生きていたい。(28歳・男性)

本のタイトル
間宮兄弟
著者
江國香織

男兄弟の2人暮らしの様子を描いたお話し。

お悩み

「しっかりしている自分」を周りから求められているが、しっかりすることに疲れてしまった。
もっと肩の力を抜いて生きていきたいが、肩の力の抜き方が分からない。
(28歳・求職中・男性)

ブックセラピストからのひとこと

しっかりしてる自分を周りから求められているとのこと。しっかりしなきゃ、と思い込みすぎると周りを頼れなくなったり、弱音が吐けなかったり、失敗が許されない気がして、苦しくなることありますよね。時代は変わっていても、男性の社会的プレッシャーはあるのかなと思ったりもします。

そんななかでBOOPYのお悩み漂流相談室に辿り着き、お悩みを漂流できて、少し安心しています。

肩の力の抜き方。
「しっかりしなきゃ」の思考から抜け出せるよう、自分を見るメガネを変えてみたり。
物理的に肩の力を抜くストレッチをしてみたり。
いろんな方法があるかと思います。

その中で、"直接"役に立たない小説を読むことはどうでしょう。

間宮兄弟は少し「変」で、人との関わり方は不器用でも、ふたりの暮らしは豊かなんです。しっかりしているとは言えないけれど、心地よい生き方で。残業せず帰って、ボードゲームや本やパズルや野球観戦、家族のイベント、日々の暮らしを楽しむ。そういう生き方もあるよなぁと思ったりします。

「しっかりした自分」を求めているのは、案外周りの人でありつつも、あなた自身も求めているってこともあるかもしれない。しっかりしてても、してなくても。あなたの価値が変わることはないはずです。あなたのなりたい自分を演じてみましょ。そしたらきっと、なりたい自分で在れるはずです。

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