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自信がなくて上手く喋れない。自分の話す言葉は伝わっているのだろうか(23歳・留学生・男性)

本のタイトル
話すチカラをつくる本
著者
山田ズーニー

■あなたの話が通じないのはあなたに才能がないわけでも能力がないわけでもありません。「話すチカラ」をつくっていないからなんです!

■そもそも、話すチカラとは?
=自分の想いをきちんと言葉にして相手に伝え、望む状況を切り拓いていく力。
コミュニケーションとは自分と相手の間に橋を架けるような行為です。伝わらない話はその橋が不安定だったり、不完全だったりします。

そんな話すチカラをまとめた一冊。

本からこんなことに気づけるかも

1

話す言葉よちも伝えたい思いが大事

2

伝えるよちも伝わっている状態を目指す

3

コミュニケーションの本質がわかる

ブックセラピストからのひとこと

海外から日本に来て、日本語があんまり話せなくて。日本語を話して色んな人とおしゃべりしたいけど、自分の日本語に自信がなくて、話すのを躊躇ってしまう。自分の想いをきちんと言葉にできない・・・

自分の言葉を上手く伝えようとして、不安になってしまうその気持ち。とてもよく分かります。

この本を読んで、コミュニケーションの本質(一番大切な部分)を見つめ直すことができました。私が1番感心したのは、根本思想という考え方。言葉は表面上でしかなく、あなたの思いが相手に伝わっているんですよ!というものです。

例えば、とって付けたような「ありがとう」や「可愛い」に対して、"こいつ思ってないな!!"と感じた経験はありませんか?逆に、本当に感謝しているとき、気持ちは伝わってきます。そう。つまりは、どんな言葉を伝えるかよりも、あなたの思いや気持ちが伝わります。だから、堂々と自信を持って話せば、伝えたい内容が伝わるはずです。

116ページしかなく、とても小さい文庫本です。きっと日本語が苦手なあなたも手に取りやすいのではないでしょうか。サクッと読めて、学びが深い1冊です。

どうか、あなたの思いが相手に伝わりますように!!