変なあだ名をつけたり、嫌な態度のお客さんを出禁にしたり。お客さんがお店を選ぶように、お店がお客さんを選ぶ。そんな喫茶店での出来事を綴ったお仕事エッセイ。
本からこんなことに気づけるかも
- 1
接客あるあるに共感する
- 2
ズバッとお客さんを選ぶ姿に羨ましくなる
- 3
どんなお客さんに会えるか楽しみになる
ブックセラピストからのひとこと
変なあだ名を付けたり、嫌な態度のお客さんを出禁にしたり。お客さんがお店を選ぶように、お店もお客さんを選ぶ。そして、店員さんの採用基準は、店長さんの思う”やさしい人”。世の中にはこんな喫茶店があるようです。・・・ただ、ほとんどの場合はお客さんを出禁にしたり、「働いている人が嫌な気持ちになる人はお客様ではない」と言い切ったりはできないですよね。
理不尽なお客さんに出会ったときは、この本に出てくる喫茶店だとしたらどんな行動を取るだろう。「変なあだ名を付けてやろう」「自分がお客さんを出禁にできるとしたらなんて言おう」そんなふうに頭の中想像を膨らましてみるのはどうでしょう。
私自身もお惣菜屋さんで働いていたときには、レジの人を選ぶ小柄な男性を「木こりのおじさん」と見た目から勝手な偏見であだ名を付けたりしていました。変なあだ名をつけることで、面倒なお客さんもちょっとマヌケに思えてきて。相手の言葉も木こりのおじさんの言葉だと思えて、真に受けないので距離感も取りやすくなっていたなと思います。
理不尽なお客さんにムッとするのは当たり前です。そのムッとした気持ち、理不尽なお客さんを、ほネタとして楽しむ視点を持ってみる。そうすることで、同じ出来事だとしてもほんの少し、心が軽くなるはずです。
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